ゆーめいくみーはっぴー!

しがない学生ジャニヲタの独り言

サブリミナルV6

「V6って知らないけど知ってるよね」


これは、岡田担の友人とのSkypeの時にお互い発した言葉である。彼女は、今年に入りV6…というか岡田准一を好きになったらしく毎日一生懸命岡田准一を追いかけている。
私も今年に入りV6が急速に好きになったタイプの人間だ(一応三宅担名乗ってます)。最初は、20周年ということで、各メディアに出演しては仲良くわちゃわちゃとしている彼らを微笑ましく見つめているだけだったが、NHKのSONGSで組まれていたV6特集。剛くんから岡田くんへ向けられた言葉に感動し、Wait for youに泣かされ、いつの間にか好きになっていた。
そんなV6初心者の私たちであったが、V6については「知らないけど知っていた」のだ。20年間彼らのファンをしている方からすれば失礼千万な言葉だが、現在高校3年生である私たちの記憶に幼い頃からまるでサブリミナル効果のようにゆるやかに存在し続け、今この20周年によってその効果が遺憾無く発揮されている事実についてつらつらと書かせていただきたい。

「あれ…?聴いたことあるぞ…?」

まず私は、せっかく好きになったのだから、ということで今年発売されたベストアルバムをレンタルし聴いてみた。MUSIC FOR THE PEOPLEや、WAになって踊ろうは勿論一度は耳にしたことがあるので「知ってる知ってる~!」と楽しく聴いていたのだが、中には何故か「あれ…?知らないのに知ってる…?」というデジャヴのような状態が発生する曲が何曲もあった。例えばCHANGE THE WORLDやDarlingだ。タイトルに見覚えがないのに、聴くと「知ってる!知ってるよこれ!」とテンションが上がる。それもそのはず。CHANGE THE WORLDは犬夜叉の主題歌だし、Darlingはきみはペットの主題歌である。初恋が弥勒くんになるくらい幼い頃から大好きだった犬夜叉。嵐にハマって最初に「私がハマる前にメンバーが出たドラマまず何か見よう」と思って見たドラマ、きみはペット。その他にも私が意識していないところでも何気なく、V6の楽曲は流れて続けていたのだ。

「出てたよね?」

先述の岡田担の友人とSkypeをしていた時に彼女が何となく「そういえば健ちゃんって伊東家の食卓に出てたよね?」と言った。今年の24時間テレビでも復活していたし、毎週楽しみにしていた番組でもあったのでこれに対しての答えはYesしかないのだが、私はもう一つこの時思い出した。「剛くんって喰いタンに出てたよね?」と。喰いタンは当時小学生だった私の周りはみんな見ていた。学校では給食の前に「食べる前に箸を回すのはやめましょう」と全校単位で注意を受けるほどだった。そんなドラマに剛くんが出ていたのである。記憶が呼び戻されてそれはもう盛り上がった。
そこからは、二人で「あれにも出てた」「これにも出てた」とお互いの記憶の奥からV6が出演していた番組の話を引っ張りだし、思いつく限り、まるで競い合うように話した。(一番懐かしかったのはポンキッキでした。ムックとイノッチがめちゃくちゃ好きだった)
そして一通り話した後私たちは気づく。「私たちの幼少期ってV6に囲まれてない…!?」

サブリミナルV6

幼少期をV6に囲まれていたことに今更気づいた私と友人は、この「知らないうちに記憶の奥底にV6がいた」状態をまるでサブリミナル効果だということで「サブリミナルV6」と勝手に名付けた。
V6のデビュー当初は生まれていない私たち。「学校へ行こう!」全盛期は幼稚園に通っていた私たち。ミッションV6が放送していた時間帯は親によって無理矢理夢の世界に旅立たされていた私たち。しかし、V6は幼い私たちの記憶の底に様々な形で存在を示していたのだ。そしてそんな潜在的な記憶と20周年が結びついた結果、私は彼らに惜しみない愛を捧げたくなったのである。


最後に、V6の皆さん、そしてファンの皆さん。本当に20周年おめでとうございます。

やっと学校へ行ける世代になって先日の学校へ行こう!を見たようなまだまだ浅いV6ファンではあるが、どうかこれから21年目、いや、もっとその上その先へと向かう彼らを応援させていただきたい。